シリーズでお送りしてきた行政書士試験の合格体験記ですが
この辺で一旦締めたいと思います。
細かいことについては随時コラムで書いていきたいと思います。
ご質問等あればお寄せください。
シリーズの最後は科目別の得点目標についてお話ししたいと思います。
本試験 | |
〇5肢択一 | |
基礎法学 | 4 |
憲法 | 12 |
行政法 | 64 |
民法 | 24 |
商法・会社法 | 12 |
〇多肢選択 | |
憲法 | 4 |
行政法 | 8 |
〇記述式 | |
行政法 | 10 |
民法 | 10 |
〇一般知識 | |
政治経済社会 | 24 |
文章理解 | 8 |
合計 | 180 |
上記はもちろんギリギリの点数なので実際はもう少し上を狙うということになりますが
この得点を狙うというのは複数年受験生の方であれば結構きついということを
実感されるのではないでしょうか。
実際のところ本試験の問題は上の点数を少し下回るように作られています。
ですので普通に勉強していると上の目標点数に対して
上振れがあった人が合格するということになります。
記述式は60点満点ですが私は20点とれればいいという感じで勉強していました。
記述式は合格点の調整弁として使われている(真偽のほどは不明)という話がありますので
過度に得点を期待するのはやめておいた方がいいと思います。
民法も1問は受験生が知らないところから出してきますので実質40点満点の試験です。
得点の肝はやはり行政法と民法です。
ここを制する者が行政書士試験を制するといっても過言ではありません。
択一の行政法は8割は得点したいところです。
憲法は私の場合は過去問を回した回数を見てもらえばわかると思いますがほとんどやってません。
ここは判例が膨大ですしまともに取っ組み合っては時間がいくらあっても足りませんので
日本語の問題として処理するのがいいと思います。
商法会社法は費用対効果の一番悪い部分です。
私も2年目はある程度時間をかけたにもかかわらず1問しか取れませんでした。
ここは司法試験でも鬼門になるところなのでほどほどの注力でいいと思います。
一般知識は足切りが気になると思いますが最近では軟化傾向にあるので
普通に日本語を読める人であれば大丈夫だと思います。
行政書士試験は受験資格がいらないため
受験者をある程度ふるいにかける部分が一般知識だと思っています。
受験資格のいらない司法試験にも同様の科目があるのをみてもそう感じます。
ですから一般知識は日本語の理解力を問う部分だと思ってますので
(文章理解がある点などを見れば特に)
文章を読んで矛盾を感じ取れればあまり気にすることはないと思います。
それではみなさんの健闘を祈ります!