過学習の罠(社会保険労務士試験)

⑩社会保険労務士試験

 

 

資格試験において過去問やテキストを回すのは重要ですが、

回しすぎることによりとある弊害が起こるようになります。

 

例えば

 

 

「私は過去20年分の過去問を100%の精度で解けるようになった」

「テキストに書かれていることは全部覚えた」

 

 

といった場合です。

 

この状態になると

 

 

「私はどんな問題がでてきても対応できる」

 

 

という思考になってきます。

 

この思考で本試験に挑むと

解けない問題に時間を取られ結果時間が足りなくなったり

取れる問題を取れなくなったりします。

これが過学習の罠です。

 

本試験においては必ず解けない問題というものが混じっています。

これはもう本試験問題の性質みたいなものです。

その問題は本試験においては解いてはいけない問題です。

こういう問題は一目見て捨てられるようにするのが過去問やテキスト学習の意義です。

 

初学者が一発合格しやすいのは

この捨てないといけない問題をあっさり捨てることができるからです。

逆に勉強の時間が長くなれば長くなるほど問題を捨てることができなくなります。

 

 

 

「これだけ勉強してきたんだからどんな問題でも解ける」

 

ではなく

 

「私がみたことない問題は解かなくてもいい問題だ」

 

本試験においてはこの意識を持つようにしましょう。