国民年金は「年金」なのか?(国民年金法)

⑧国民年金法

 

 

「65歳になったら年金もらえるから65歳まで働けばいいや」

 

国民年金は年金だから65歳過ぎると

一律もらえるものと思ってる人が多いと思います。

 

 

 

 

 

ところがどっこい

 

 

 

 

 

国民年金は「保険」であるということを知らない人は多いのではないでしょうか。

 

会社員が入る厚生年金などは「厚生年金保険」というように

名前に保険がついているので保険感があると思いますが

国民年金も同じく保険料を払わなければもらえません。

 

その払い込みの期間は「最低で」10年、最高40年ということになります。

ですので保険料を踏み倒してるといざ65歳になった時に年金がもらえない!

という事態に陥りかねません。

 

国民年金に「保険」という名称がついていないのは保険料を払わなくても

もらえる場合がある(20歳前に障害者になった場合等ごく一部)からで、

保険料を払わずに普通に過ごしてももらえるもの、というわけではありません。

またもらえる最低の払い込み期間の10年しか払っていない場合も

もらえる額はわずかなものになります。

 

加入期間目一杯入った場合は年額「780,900円±α」です。

月に直すと「約65,000円」ですが結構厳しい額ですよね。

これは夫婦2人での生活を想定して作られてるので

「約13万円あれば夫婦2人暮らせるんじゃね?」

という話らしいです。

 

 

 

無理ですが(笑)

 

 

ぼっちはどうするんですか(笑)

 

 

つまり国民年金は老後の生活保障というよりは

あくまでも老後の生活資金の上乗せといったほうがいいでしょうか。

もともと国民年金の制度設計が「世代間扶養」という考えを元に作られているため

保険料が全額返ってくるという話うんぬんはナンセンスな話なのですが

長生きすればするほど超お得な保険ということになります。

 

国民年金は保険である。

これを覚えておきましょう。

 

 

※記事の内容は執筆時点での法令に基づいているため、法改正等により変更となる場合があります。

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